ファッションのこと、暮しのこと

40代からでも似合うプチプラファッションや、暮らしのことを綴っていきます

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人生後半を楽しむ術は老いをポジティブに捉えること

私の両親も80を過ぎ、70代の時とは比べ物にならないほどに「老い」を目の当たりにしている。

 

母が70代になった時よく60代の時と全然違う、と言っていた。

 

そうやって人生のステージが上がる度にいろんな事が変わっていく。

 

そんな親を見ていたらこの状況をポジティブに捉える事が果たして出来るだろうか。

 

父も母もこれまで運動をしない人たちだった。

図書館にも行かないし、映画も観ない。若い頃はしていたのかも知れないが、人生の後半では見たことない。

特に母は70代からの10年間はほぼ「愚痴」ばかり言っていた。

もちろん、人を褒めたり、前向きな発言もあったがそれは全体の20%くらいかな。

 

人生に予行演習はない、だから「老いていくこと」それ自体老いながら初体験していく。「体が前より動かなくなる」「歩くと足が痛くなる」「物覚えが悪くなる」「愚痴っぽくなる」などなど挙げればきりが無いくらいの「老い」を日々体験していく。

 

だから私は思う。親が身をもって「老いるということ」を私に教えてくれているんだと。

  • 足が痛くなったら、整体に行って整えてもらいなさい
  • 愚痴っぽくならないよう人の良い面を見るようにしなさい
  • 体が動かなくなる前に運動をする週間を付けなさい
  • 健康を維持するために食べ物に気をつけなさい
  • 甘いものばかり食べていたら私みたいに認知症になるよ
  • 年を取ると寂しくなるから人脈を大切にしなさい
  • 趣味がないと年を取ってから寂しいよ

などなど、私の母をみていると実にこういうことが言いたいのかなと申し訳ないが思えてならない。

 

母は70代から膝が痛み始め、杖がないと歩けないほど。私が帰省している間中「足が痛い」と言うこともしばしば。

私も今から1年ほど前に膝が痛くなり、自転車に乗るのも痛みを我慢しなければならないほどだったが、母のことを思い出し、今のうちに何とかしなければ大変なことになってしまう・・とすぐに整形外科に行った。そこで1ヶ月ほど理学療法を受けたら不思議なくらいに痛みが消えた。今では自転車の立ちこぎもひょいっと出来るほどに回復。

 

外反母趾などで膝とは別の場所に痛みを感じる時もある。そんな時は信頼を寄せている整体院へで施術してもらい体を整えてもらう。即効性はないが徐々に痛みが和らいでいく。

 

母のことが無ければ忙しさにかまけて体のメンテナンスを疎かにしていたと思う。

 

自分の心がけ一つで人生の後半はもっとより良いものになっていくことは間違いない。

 

年を重ねるのが楽しみ!と、そこまでポジティブはまだ思えないが、年を取ることはデメリットだけではないし、そのデメリットも今まさに親が教えてくれているのだから、老後を迎えるまでにたくさんある時間を活用してデメリットをメリットに変えられる準備をしていくのは案外楽しいのかもしれない。