ファッションのこと、暮しのこと

40代からでも似合うプチプラファッションや、暮らしのことを綴っていきます

MENU

子供が独立した後の準備、出来ていますか?

 

今日も人生の後半シリーズ。

私は来月49歳になる。もうとっくに人生の後半に突入している。

子供は中学1年生の娘と小学4年生の息子の2人。

 

私は自分の子供が大好き。生まれた時から可愛くて可愛くてしょうが無いのはきっと親なら皆同じで特別な事ではない。

 

では、この溺愛している子供達をずっとずっと自分のそばに置いておきたいか?

その答えはNO。

もちろん子供達が結婚して同じ県内に住んでくれて、たまには孫の顔を見せに来てくれる・・そんな将来があるのならそれが理想ではあるけれど、自分の理想を子供に押しつけてまでその望みを叶えようとは到底思わない。

 

子離れが出来ないまま80代になった母

私の母は80歳を過ぎているが結局「子離れ」がいつまでも出来ない人だった。

母の兄弟の娘達が相次いで離婚し、実家に戻って暮らしている、いわゆる出戻り状態。その事が羨ましくてしょうが無いみたいで、私にも「離婚して戻っておいで」と言うのだ。

 

今は認知症がひどくなり電話も出来ない状態になっているが、最後の最後まで「どうして遠くへ嫁にやってしまったんか」「近くに居てくれたらどれだけ良かったか」

と言っていた。

このセリフをもう20年ほど聞いている。私はもう「母から離れてしまった」という罪悪感から逃れることは出来ないくらい洗脳されている。

 

親は子供の幸せを一番に考えるものだと思っていた。子供が幸せであるならそれでいいと。

正直「離婚して戻っておいで」という言葉にはショックを受けた。それをまた母の友達からも言われたからもう好きにしてくれと開き直った。

母の事は大好きで感謝もしている。体が弱いのに毎日弁当を作ってくれ、食事も丁寧に作ってくれ、いつも明るくて楽しくてまるで太陽のような人。

 

だから、晩年の変りように自分の心が追いつかなかった。

 

そんな私のような思いは絶対にさせてはならない、と強く思い、自分の子供には好きなところへ行って好きに生きなさいと言っている。

 

私の母は特に海外留学には絶対に反対した。でもそれが私の夢だったので、30過ぎてから内緒でカナダへ1ヶ月行った。

子供を産んで一年ほどして仕事に復活した時もものすごく怒った。可愛い盛りの赤ちゃんを預けて仕事をするとはなにごとじゃ!!!といった風に。

 

自分の周りのママ友は夫の海外転勤でアメリカへ数年、オーストラリアへ半年などいろんな人が居る。そして、子供を預けて仕事をしている人も山ほど居る。

そんな人たちを見る度に「親は許してくれているのか?」と思ってしまう。

 

なぜ、自分ばかりがこんなに支配されているのか・・・といつも比較してしまう。

 

実家を出て好きに生きているように見えるかも知れない・・でも遠慮しながら生きている。遠くからまるで監視されているみたいに。

 

夢が語れる環境

自分の子供達には自由に生きてもらいたい。

どんな夢でも受け入れるし、できる限りの応援もする。

 

子供達は「ああなりたい」「こうなりたい」と自分達の夢を楽しそうに語る。自分には出来なかったことなので聞いている私も満足だ。

 

私ももちろん小学生くらいまでは言っていた「ああなりたい」「こうなりたい」と。

 

「あんたなんかになれる訳ないじゃん!」といつも一蹴されていた。

だから次第に言わなくなった。

そして、孫にまで同じ事を言う。

 

どうして無限の可能性に満ちあふれた小さな子供にそんな事が言えるんだろう・・。

 

私は子供の夢がどんな夢であろうと絶対に否定はしない。医者だろうが、先生だろうが、芸能人だろうがすべて肯定する。

子供である前に一人の人間である。その人間の可能性を摘む権利なんてたとえ親であろうと持てる訳はない。

 

いつまでも子供と思っているが成長は止まらない。案外早く「独立」する日がやってくる。

その日に備えて友達との関係を深めたり、趣味を充実させたり、ジムに通ったりとやれることは山ほどある。

あと10年。10年一つのことをやり続ければプロフェッショナルにもなれる。

仕事、友人関係、習い事など10年かけて積み上げていきたい。