ファッションのこと、暮しのこと

40代からでも似合うプチプラファッションや、暮らしのことを綴っていきます

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小学4年生の息子のちょっといい話

今日は小学4年生の息子の事。

 

水曜日は歩いて10分程度のスポーツジムで16時10分からテニスを習っている。

6時間授業のため、いつも15時半を過ぎるギリギリの時間に帰ってくる。

10分ほどで支度をしておやつを口に頬張りながら出かけていく。

 

今日は15時45分になってもまだ帰ってこない。

ホームルームが長引いているのか・・。

そんな時は機嫌が悪いから私も気を遣う。

 

すぐに出かけられるようシューズやラケットなど準備万端にしておく。

 

15時50分になってようやく帰宅。

案の定不機嫌だ。

先生の話が長かったらしくブツブツと文句を言っている。

 

私は何か口に入れて行けば?とあれこれ提案するが素っ気ない。

 

チョコなら口に入れておけば到着する頃にはなくなっているだろう。

 

「このチョコにしなよ。キノコ、木の枝、葉っぱ、どれにする?」

「お茶を入れて、マスクも準備しておくね」

 

それでもまだ素っ気ないし、不機嫌だ。

 

そして振り向いたら何と泣いていた。

 

「ごめんね。ママが優しくしてくれているのにこっちはこんな態度で」

との言葉に驚いた。

 

只でさえ時間がなく慌てていて、プンプンと怒っているときにそんな風に私を思いやってくれるなんて。

小学4年生なら、イライラしている時にあれこれ言ってくる母親をうっとうしく思うのではないか?

そんな態度するんじゃなかったと後から気付くのはよくある話だが、イライラしながらもそれが悪いことと分かっていて私への申し訳のなさを同時に感じそして謝っている。

イライラしている時は誰しも自分のことで精一杯で、大人でもすぐに謝るってなかなか出来る事じゃない。

 

その時、今まで悩んでいた全ての答えが出たような気がした。

 

ちょっと大げさに聞こえるかもしれないが、

あ、私の人生、間違ってなかったんだなと。

 

こんな優しい子を授けてくれて感謝しかない。

私にはもったいないくらいだ。