ファッションのこと、暮しのこと

40代からでも似合うプチプラファッションや、暮らしのことを綴っていきます

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パーソナルスタイリストの価値って?フリーランスを悩ませるサービス提供の適正価格について考える

今日はパーソナルスタイリストの価値について語ろうと思います。

 

 

 

 

 

パーソナルスタイリストって何やる人?

パーソナルスタイリストとは個人のお客様に似合う服を探し出し、一緒にお買い物をして今までとは違った自分になれる事を体感していただくお手伝いをする仕事・・

 

と、一言で言ってしまうとそうかな。

 

パーソナルスタイリストによっては

カラー診断や骨格診断をメインとしている方ももちろん多数いらっしゃるし、

オンラインでコンサルをされている方も。

 

私はオンライン相談もしていますが、メインはやはりショッピング同行。

 

お客様も誰も居ないところからスタートしたこの仕事。

モニターを募集して最初に連絡をいただいたときの嬉しさは今でもしっかりと覚えています。

 

パーソナルスタイリストの価値はいくら?

さて、本題の「パーソナルスタイリストの価値」ですが、

経験や知名度によって 同じ「ショッピング同行」でも

一回約2時間で報酬額5,000円の人もいれば50,000円の人もいる、

そんな世界です。

 

最初から報酬をいただく自信の無かった私。無料モニターからのスタート。

 

そして、モニターさんとのショップ巡りが終わった後、カフェでお茶をしながら一緒に試着した写真を見て「ふりかえり」をするのがルーティーン。

 

世間話に花が咲いてファッションと関係のない話をすることもあります。

 

そして最後にこんな質問をします。

 

「このサービスにいくらまでなら払えますか?」

 

正直5,000円から50,000円などどこに着地点があるか分からない世界。

これは実際にお客様に聞いてみるのが一番分かりやすいのでは??

 

A様「千原さん、完璧でしたよ!もうモニターを取るサービスじゃないですよ、

10,000円から20,000円くらいにしてもいいんじゃないですか?」

と嬉しい回答をくれる方もいる一方、

 

B様「う~~ん、3,000円から5,000円かな」

という辛辣なご意見も。

 

C様「5,000円から7,000円かな、だってショッピング同行に10,000円出すくらいならもう一枚洋服が欲しい」

 

これ、どう思います?

最後の回答にはパーソナルスタイリストを雇う理由がどこにもないですよね。

 

冒頭にて一言で仕事内容を書きましたが、ショッピング同行の当日までにまずアンケートを取ってお客様のお悩みや理想を伺い、それからZOOMで約30分~1時間のお悩み相談。

 

それを元に実際に店に足を運んでショップ下見を2時間から3時間かけて行ないます。

 

そしてショッピング同行の当日は、2時間から3時間かけて一緒にお洋服を選び、試着していただき「ふりかえり」をして、購入品が決まってご希望であればもう一度ショップへ同行します。

 

と、これだけの時間と労力を使ってサービスを提供していますが、

これに3,000円の値をつけられたのでは正直たまったもんじゃない。

 

アクセサリー作家の友達も同じような事を言っていました。

「作品だけを見て価値を判断される」と。

その作品が出来るまでの時間、手間、労力、思い、デザインの思考など、もちろん材料費だってバカにならない。

私は素敵な手作りアクセサリーに出会ったとき、作家さんの思いや手間暇など想像できますし、それも込みの値段なんだなと理解もできます。

 

 

「パーソナルスタイリストに払うお金があればカットソーくらいなら買える」

うん。確かにそうかも知れません。でも、毎日鏡を見てなんだか垢抜けないなぁ、

もうちょっとなんとかならないかなぁと思っているのではないですか?

それを自分で解決できないから毎日パッとしないんじゃないですか?

 

いつもと違った洋服選びをしていつもと違った自分に会ってみたいから

モニターに応募してくれたんじゃないですか?

パーソナルスタイリストに払うお金をケチってカットソーを買っても

タンスの肥やしが一枚増えるだけだと私は思います。

 

 

いろいろと思うところを今日は書きましたが、

私たち弱小フリーランスが仕事を続けていくためにはお客様の理解が必要です。

 

私は無料モニターだからといって絶対に手抜きをしたりしません。

それはサービスを受けて下さった方なら分かっていただけると思います。

 

タンスの肥やしを増やすより自信に満ちあふれた未来の自分に出会う方が何十倍もの価値を生み出すのではないでしょうか?